蜂須賀小六(読み)ハチスカコロク

百科事典マイペディア 「蜂須賀小六」の意味・わかりやすい解説

蜂須賀小六【はちすかころく】

安土桃山時代武将。小六は幼名。本名正勝。尾張(おわり)蜂須賀村土豪として,斎藤道三,織田信賢(のぶかた)らに仕えた。のち豊臣秀吉に従い美濃墨俣(みのすのまた)城の築城中国征伐四国征伐などに功をたてた。1585年子の家政は徳島城主として阿波(あわ)一国を領した。

出典 株式会社平凡社百科事典マイペディアについて 情報

世界大百科事典(旧版)内の蜂須賀小六の言及

【蜂須賀正勝】より

…戦国期の武将。小六,彦右衛門尉と称する。尾張蜂須賀村(現,愛知県海部郡美和町)の土豪の子として出生。はじめ斎藤道三に仕え,のち岩倉城主織田信賢に従い,転じて犬山城主織田信清に属した。墨俣築塁のとき木下(豊臣)秀吉に付属したと伝える。1573年(天正1)秀吉から近江長浜で所領を与えられ,81年播磨竜野城主となる。秀吉の謀臣として山崎の戦,賤ヶ岳の戦,小牧・長久手の戦,四国征伐に従軍し,毛利氏との講和条件による領地境界決定で活躍した。…

※「蜂須賀小六」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android