デジタル大辞泉
「蝉の羽」の意味・読み・例文・類語
出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
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せみ【蝉】 の 羽(は)
- ① 蝉のはね。蝉のつばさ。
- [初出の実例]「蝉のはの夜の衣はうすけれど移り香濃くもにほひぬるかな〈紀友則〉」(出典:古今和歌集(905‐914)雑上・八七六)
- ② 蝉のはねのような、軽く薄い夏の着物や布。蝉の羽衣(はごろも)。
- [初出の実例]「せみのはもたちかへてける夏衣かへすをみてもねはなかれけり」(出典:源氏物語(1001‐14頃)夕顔)
蝉の羽の補助注記
①では、薄い布や衣類の比喩として用いることが多い。また、「蝉の羽の」の形で枕詞とする説もある。
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例
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