蝙蝠付(読み)こうもりづけ

精選版 日本国語大辞典 「蝙蝠付」の意味・読み・例文・類語

こうもり‐づけかうもり‥【蝙蝠付】

  1. 〘 名詞 〙(よろい)の製作上の革所(かわどころ)の部分の名。脇盾(わいだて)壺板草摺(くさずり)を仕つける際のように、狭い場所に広いものをつけるために裾開きの革を入れて上下を綴じつけるので、その革の形状蝙蝠の羽を広げたのに似ているところからいう。
    1. 蝙蝠付
      蝙蝠付
    2. [初出の実例]「鎧の胴に草摺を付たる所の糸をゆるぎの糸と云也。此ゆるぎの糸の所を糸を不用して一枚革にて草摺を胴へ取付たるを蝙蝠付(カウモリヅケ)といふ也」(出典随筆貞丈雑記(1784頃)一一)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

中国のゴビ砂漠などの砂がジェット気流に乗って日本へ飛来したとみられる黄色の砂。西日本に多く,九州西岸では年間 10日ぐらい,東岸では2日ぐらい降る。大陸砂漠の砂嵐の盛んな春に多いが,まれに冬にも起る。...

黄砂の用語解説を読む