(読み)シラミ

普及版 字通 「蝨」の読み・字形・画数・意味


15画

(異体字)虱
8画

[字音] シツ
[字訓] しらみ

[説文解字]

[字形] 形声
声符は(じん)。では声が合わず、字の初形は、おそらく縫い際に両蝨のあるような形であろう。〔説文十三下に「人を齧(か)む蟲なり」という。字はまた虱に作り、風の一画を欠くものであるから、半風子という。蝨によって卜する蝨卜という方法があり、またひそかに奸悪をなす吏を蝨吏という。

[訓義]
1. しらみ。
2. しらみのようにまじわる、みだりにまじわる。

[古辞書の訓]
〔新字鏡〕蝨 志良弥(しらみ)〔名義抄〕蝨 シラミ

[熟語]
蝨官・蝨蝨蠱蝨心・蝨卜
[下接語]
姦蝨・貫蝨・蝨・蝨・牛蝨・群蝨・齧蝨・嚼蝨・除蝨・絮蝨・蚤蝨・蝨・治蝨・捫蝨・養蝨

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android