衆口金を鑠かす(読み)シュウコウキンヲトカス

デジタル大辞泉 「衆口金を鑠かす」の意味・読み・例文・類語

衆口しゅうこうきんかす

《「国語」周語下から》多くの人の言葉、特に悪口が重なると、恐るべき結果を招くことのたとえ。讒言ざんげんの恐ろしさをいう言葉。

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故事成語を知る辞典 「衆口金を鑠かす」の解説

衆口金を鑠かす

多くの人が一緒になって何かを言うと、正義や真実までも打ち破るほどの力を発揮する、ということ。世評の無責任さ、恐ろしさなどのたとえ。

[使用例] 人のうわさというものは、何を云い出すやら知れたものではないが、さりとて、火のない煙と打ち捨ててこうも、衆口金をかすのおそれがある[吉川英治新書太閤記|1939~45]

[由来] 「国語―周語・下」に出て来る、中国の古いことわざから。紀元前六世紀、春秋時代のこと、周王朝の王が民を虐げて大きな鐘を作ったところ、ある音楽家が、「ことわざにも、『しゅうしん城を成し、衆口金を鑠かす(多くの人々が心を一つにすれば、城のように守りが堅いものになるし、多くの人が口を揃えれば、金を溶かすほどの攻撃力を発揮する)』とある」と述べて、国民を大切にしない政治を批判したとのことです。

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