行合の空(読み)ゆきあいのそら

精選版 日本国語大辞典 「行合の空」の意味・読み・例文・類語

ゆきあい【行合】 の 空(そら)

  1. 二つ季節が行きかう空。ある季節が去り、次の季節に移り変わろうとする頃の空。
    1. [初出の実例]「夏衣かたへ凉しくなりぬなりよや深けぬらんゆきあひの空〈慈円〉」(出典:新古今和歌集(1205)夏・二八二)
  2. 牽牛(けんぎゅう)織女二星が相会う空。七夕(たなばた)の夜の空。
    1. [初出の実例]「万代に君ぞ見るべき七夕のゆきあひの空を雲の上にて〈土佐内侍〉」(出典:金葉和歌集(1124‐27)秋・一五一)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

貨幣 (名目) 賃金額を消費者物価指数でデフレートしたもので,基準時に比較した賃金の購買力を計測するために用いられる。こうしたとらえ方は,名目賃金の上昇が物価の上昇によって実質的には減価させられている...

実質賃金の用語解説を読む