行村(読み)むかばきむら

日本歴史地名大系 「行村」の解説


むかばきむら

[現在地名]府中市行縢

木野山きのやま村の北方阿字あじ川の上流に位置し、石州路が通る。同街道を西北に向かうと甲奴こうぬ斗升とます村。芦田あしだ郡に属し、元和五年(一六一九)の備後国知行帳に「むかはき村」とみえ高三二四石余、「寛文朱印留」には「牟加波幾村」、元禄一三年(一七〇〇)の御検地水帳(広島大学蔵)以降行縢村となり、同帳では反別四四町余・高四五三石余。おそらく寛文一〇年代の地詰実施頃に行縢という字があてられるようになったと推定される。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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