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行為体系 こういたいけいaction system

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

行為体系
こういたいけい
action system

T.パーソンズが構想した社会科学の一般理論の中枢概念。行為者の欲求性向,目標および状況を分析の起点として,行為者の志向する対象が究明され,そこからパーソナリティ体系,社会体系,および文化体系が,それぞれ他によって代替されたり,他に還元したりすることのできないものとして導き出されるが,これら3つをもって行為体系のサブシステムと呼ぶ。これらのサブシステムはもちろん一定の相関関係を取結ぶことになるが,なかでも文化体系は行為者の認知的,カセクシス (対象へ振向けられる持続的関心) 的,評価的な志向を動機づけるものとして基幹的な地位を与えられている。その価値志向パターンは役割期待サンクション (制裁) を形成する権利=義務関係のパターンを規定し,同時にまた認知的,評価的な判断の基準を与えるものとして行為体系の組織化のうえで決定的な意義をもつ。この価値志向パターンがパーソナリティ体系に内面化され,社会体系に制度化され,さらに社会体系のうちにパーソナリティ体系が統制を通じながら社会化されることによって行為体系は維持,存続する。

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