行衣(読み)ぎょうえ

精選版 日本国語大辞典 「行衣」の意味・読み・例文・類語

ぎょう‐え ギャウ‥【行衣】

〘名〙 行者などが身につける白衣。ぎょうい。
咄本・無事志有意(1798)富士講「富士講の行衣(ギャウヘ)が有」
※長唄・富士の雪(1917)「麓よりつづく行衣の人の山」

ぎょう‐い ギャウ‥【行衣】

夜明け前(1932‐35)〈島崎藤村〉第一部「着物も白、袴も白の行衣(ギャウイ)に着更へただけ」

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普及版 字通 「行衣」の読み・字形・画数・意味

【行衣】こう(かう)い

旅の衣。唐・韓〔孫革の及第して江南に帰るを送る〕詩 香、去棹に隨ひ 雨、行衣に點ず

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