行願院(読み)ぎようがんいん

日本歴史地名大系 「行願院」の解説

行願院
ぎようがんいん

[現在地名]倉敷市西岡

浅原あさばら谷への入口にあり、西岡山西安さいあん寺と号する。真言宗御室派。本尊普賢菩薩。天平勝宝六年(七五四)鑑真がこの地に至って、西安寺を開創したと伝える。その本坊が慈照院であるが、他に来迎院・義燈院・大智院・宝積院・善勝院・長福寺・多宝院・龍樹院・十乗院・持国院・財善院・龍昌院の一二坊があった。そのうち一〇坊は慶長年間(一五九六―一六一五)に焼失し、財善院・龍昌院の二坊のみを残した。元和元年(一六一五)勢誉が当山を中興

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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