衛門の陣(読み)エモンノジン

デジタル大辞泉 「衛門の陣」の意味・読み・例文・類語

えもん‐の‐じん〔ヱモン‐ヂン〕【衛門の陣】

衛門府官人の控え所。左衛門の陣は建春門に、右衛門の陣は宜秋門ぎしゅうもんの内にあった。

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精選版 日本国語大辞典 「衛門の陣」の意味・読み・例文・類語

えもん【衛門】 の 陣(じん)

  1. 左右衛門の陣の併称。衛門府の官人が詰めて宮城諸門の警衛に当たった。左衛門の陣は建春門に、右衛門の陣は宜秋門の内にあった。
    1. [初出の実例]「衛門の陣を出て、南様に行くに」(出典:今昔物語集(1120頃)二四)
  2. うえもん(右衛門)の陣
    1. [初出の実例]「さゑもんの陣より参らんや。ゑもんの陣より参らんや」(出典:寛元記本弁内侍(1278頃)寛元五年五月四日)

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