衰世(読み)スイセイ

デジタル大辞泉 「衰世」の意味・読み・例文・類語

すい‐せい【衰世】

衰えた世の中。末の世。末世
「同じ―とはいいながら、人の心のまだまだゆるやかなりし証拠なるべし」〈荷風・夜の車〉

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精選版 日本国語大辞典 「衰世」の意味・読み・例文・類語

すい‐せい【衰世】

  1. 〘 名詞 〙 衰えた世の中。末の世。末世。〔文明本節用集(室町中)〕
    1. [初出の実例]「いまだ聖人の学を不聞、貴賤共に衰世の俗に習ふこと百千歳なり」(出典集義和書(1676頃)五)
    2. [その他の文献]〔易経‐繋辞〕

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普及版 字通 「衰世」の読み・字形・画数・意味

【衰世】すいせい

衰えた世。〔三略、中〕人は天を體し、賢人は地に法(のつと)り、智は古を師とす。是の故に三略は、世の爲にして作る。

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