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袁黄 えんこうYuán Huáng

世界大百科事典 第2版の解説

えんこう【袁黄 Yuán Huáng】

中国,明末の思想家。字は坤儀,号は了凡。袁了凡と呼びならわされる。生没年不明。彼は当時の金丹神仙道教,雲谷禅師・紫柏達観などの明末新仏教,科挙受験のための教養としての色彩が強くなった儒教の三教を一体化した。彼の三教一致論は広く普及し三教先生といわれた。彼の著述は数多いが最も流布したのは《陰隲録(いんじつろく)》である。この書は雲棲袾宏の《自知録》同様,善書的信仰(善書)の実践基準を示す〈功過格〉の書であり,ともに日本においても広く読まれた。

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世界大百科事典内の袁黄の言及

【陰隲録】より

…中国,明末の代表的な善書(勧善の書)の一つ。明末の袁黄(号は了凡)の《立命之学》《謙虚利中》《積善》《改過》《決科要語》《功過格》《雲谷禅師伝功過格欵》を集めたもの。崇禎年間(1628‐44)の刊本が日本に輸入され,袾宏(じゆこう)《自知録》とあわせて,1701年(元禄14)に雒東獅子谷升蓮社から出版され,現存する。…

※「袁黄」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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