コトバンクはYahoo!辞書と技術提携しています。

袁黄 えんこう Yuán Huáng

1件 の用語解説(袁黄の意味・用語解説を検索)

世界大百科事典 第2版の解説

えんこう【袁黄 Yuán Huáng】

中国,明末の思想家。字は坤儀,号は了凡。袁了凡と呼びならわされる。生没年不明。彼は当時の金丹神仙道教,雲谷禅師・紫柏達観などの明末新仏教,科挙受験のための教養としての色彩が強くなった儒教の三教を一体化した。彼の三教一致論は広く普及し三教先生といわれた。彼の著述は数多いが最も流布したのは《陰隲録(いんじつろく)》である。この書は雲棲袾宏《自知録》同様,善書的信仰(善書)の実践基準を示す〈功過格〉の書であり,ともに日本においても広く読まれた。

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト
All Rights Reserved. Copyright (C) 2015, Hitachi Solutions Create,Ltd. 収録データは1998年10月に編集製作されたものです。それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。また、本文中の図・表・イラストはご提供しておりません。

世界大百科事典内の袁黄の言及

【陰隲録】より

…中国,明末の代表的な善書(勧善の書)の一つ。明末の袁黄(号は了凡)の《立命之学》《謙虚利中》《積善》《改過》《決科要語》《功過格》《雲谷禅師伝功過格欵》を集めたもの。崇禎年間(1628‐44)の刊本が日本に輸入され,袾宏(じゆこう)《自知録》とあわせて,1701年(元禄14)に雒東獅子谷升蓮社から出版され,現存する。…

※「袁黄」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト
All Rights Reserved. Copyright (C) 2015, Hitachi Solutions Create,Ltd. 収録データは1998年10月に編集製作されたものです。それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。また、本文中の図・表・イラストはご提供しておりません。

袁黄の関連キーワード王夫之韓非尸子申不害曾子荘子李贄坤儀思想家焚書

今日のキーワード

カルテット

四重唱および四重奏。重唱,重奏の形態のなかで最も基本的なもので,声楽ではルネサンスの多声歌曲の形式であるシャンソンやフロットラから始り長い歴史をもつ。器楽も同様で,特に弦楽四重奏は室内楽の全レパートリ...

続きを読む

コトバンク for iPhone