袋回(読み)ふくろまわし

精選版 日本国語大辞典 「袋回」の意味・読み・例文・類語

ふくろ‐まわし‥まはし【袋回】

  1. 〘 名詞 〙 俳諧で、運座方法一つ状袋に書かれた題に応じて、各人順番一句を作り小短冊に記し、それを状袋に入れて右隣の人につぎつぎに回してゆく方法。
    1. [初出の実例]「笹鳴だの、茶の花だのといふやうな袋廻しの題が種々出た」(出典:続末枯(1918)〈久保田万太郎〉)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

ビャンビャン麺

小麦粉を練って作った生地を、幅3センチ程度に平たくのばし、切らずに長いままゆでた麺。形はきしめんに似る。中国陝西せんせい省の料理。多く、唐辛子などの香辛料が入ったたれと、熱した香味油をからめて食べる。...

ビャンビャン麺の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android