袖ヶ城跡
そでがじようあと
矢吹市街地に接し、国道四号、県道矢吹―天栄線の北側にある標高二九〇メートルの独立丘陵を古くから舘山とよんでいる。近年開発され一部が住宅地などになっている。遺構は東部一帯約一万平方メートルが居館跡で柳堀込とよばれ、これに対して西部丘陵地が本城で、幅五〇メートル・長さ一〇〇メートルに及ぶ。土塁・空堀および切落しなどがみられ、物見郭・腰郭・搦手にあたるとみられ、本城の西一五〇メートルほどの所に一五〇メートル四方の土塁をめぐらす詰の城がある。
出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報
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