袖手(読み)シュウシュ

デジタル大辞泉 「袖手」の意味・読み・例文・類語

しゅう‐しゅ〔シウ‐〕【袖手】

[名](スル)
両手をそでの中に入れていること。ふところで。
労を惜しんで、自分からは手を下さないこと。拱手きょうしゅ
「―シテカイリミズ」〈和英語林集成

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精選版 日本国語大辞典 「袖手」の意味・読み・例文・類語

しゅう‐しゅシウ‥【袖手】

  1. 〘 名詞 〙 手を袖に入れていること。ふところで。転じて、自分から手をくだして事を行なわないこと。→袖手傍観
    1. [初出の実例]「袖手且緘黙、独足卓立万仍崖」(出典:天柱集(1348頃)酬無用首座并序)
    2. 「旧幕頃袖手座食で暮してござったみんな入合せといふものだ」(出典:歌舞伎・木間星箱根鹿笛(1880)序幕)
    3. [その他の文献]〔蘇軾‐景履常詩〕

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普及版 字通 「袖手」の読み・字形・画数・意味

【袖手】しゆう(しう)しゆ

傍観する。唐・韓〔石鼎聯句の序〕士、然(あぜん)として笑うて曰く、子の詩は是(かく)の如きのみなるかと。ち袖手聳(しようけん)して、北牆に倚(よ)りて坐す。

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