デジタル大辞泉 「袖香炉」の意味・読み・例文・類語 そで‐ごうろ〔‐ガウロ〕【袖香炉】 着物の中にしまって携帯する香炉。常に水平になるような仕掛けになっている。袖炉しゅうろ。地歌の曲名。錺屋次郎兵衛かざりやじろべえ作詞、峰崎勾当みねざきこうとう作曲。天明5年(1785)に没した豊賀検校とよがけんぎょうの追善の曲として作られたもの。 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
精選版 日本国語大辞典 「袖香炉」の意味・読み・例文・類語 そで‐ごうろ‥ガウロ【袖香炉】 [ 1 ] 〘 名詞 〙 ( 「そでこうろう」とも ) 香炉の一種。衣中に携帯する香炉。小形で、香炉の位置が常に水平になるような仕掛がある。青磁、染付、または銅製。袖炉(しゅうろ)。[初出の実例]「咲ましる蘭や尾花が袖香炉(ガウロ)〈宣安〉」(出典:俳諧・毛吹草追加(1647)中)[ 2 ] 地歌の小曲。天明元年(一七八一)~同五年ごろの成立。峰崎勾当作曲。飾屋次郎兵衛作詞。豊賀検校追善の曲。 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例