日本大百科全書(ニッポニカ) 「被服工作」の意味・わかりやすい解説 被服工作ひふくこうさく 被服を造形すること。第二次世界大戦後、新制大学設置に際して、家政学、被服学科のなかの一教科目として「被服工作論および実習」が置かれた。それまでの裁縫(和裁・洋裁)は裁ち縫いの技術の学習にすぎなかったが、科学的、合理的な理論に基づいた研究を含めるという方向づけがなされた。その後、1954年(昭和29)、短期大学の教育課程の決定にあたって、被服工作は被服構成と改められた。[岡野和子] 出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例