袱紗物(読み)フクサモノ

デジタル大辞泉 「袱紗物」の意味・読み・例文・類語

ふくさ‐もの【××紗物】

袱紗1」に同じ。
袱紗に包んだもの。
「母は涙の数珠袋、―取り出だし」〈浄・大経師

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精選版 日本国語大辞典 「袱紗物」の意味・読み・例文・類語

ふくさ‐もの【袱紗物・服紗物】

  1. 〘 名詞 〙
  2. ふくさ(袱紗)〔いろは字(1559)〕
    1. [初出の実例]「花の香をつつむ霞やふくさ物〈親重〉」(出典:俳諧・誹諧発句帳(1633)春)
  3. 袱紗に包んだもの。袱紗包みにしたもの。
    1. [初出の実例]「うすむらさきの服紗物(フクサモノ)より瞿麦(なでしこ)紋所ありし爪出して」(出典浮世草子好色一代男(1682)三)
  4. ふくさ(袱紗)日葡辞書(1603‐04)〕

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