共同通信ニュース用語解説 「裁判官の出向制度」の解説
裁判官の出向制度
裁判官が民間企業のほか、内閣官房や法務省といった行政機関などに出向する制度。2001年に「司法制度改革審議会」がとりまとめた意見書で、多様な知識や経験が求められると言及されたことが契機となり、任官10年以内の若手は原則、外部経験をすることとなった。各年度に50人程度が1~2年間出向する。事前に希望を聞いた上で、適性なども加味して行き先が決まる。出向中は裁判官の身分ではなくなるため、憲法が定める身分保障の対象外となる。
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