裁着・立付(読み)たっつけ

精選版 日本国語大辞典 「裁着・立付」の意味・読み・例文・類語

たっ‐つけ【裁着・立付】

〘名〙 (「たちつけ(裁着)」の変化した語) 裾(すそ)を紐で膝の下にくくりつけ、下部脚絆(きゃはん)仕立てになっているはかま一種。たちつけばかま。たっつけばかま。野袴。《季・冬》
※俳諧・談林十百韻(1675)下「水道や水の水上崩るらん〈正友〉 立付あをる川おろしの風〈雪柴〉」
歌舞伎白縫譚(1853)大詰覆面頭巾、達附(タッツケ)、大小蓑笠にて姿を隠せし者出来る」

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