裏先手小路
うらさきてこうじ
[現在地名]甲府市朝日一丁目・丸の内一―二丁目
先手小路の西に並行する南北の通りで、北郭内の武家地。北は二ノ堀、南は先手小路(馬場小路)にあたる。地名は先手小路に対する位置による名であろう。享保一二年(一七二七)一二月地内の大久保内蔵助屋敷からの出火は、東は先手小路・桜小路・橘小路・山手御門前から城内の本丸・屋形曲輪・清水曲輪に及び、さらに南郭内の中殿町・土手小路を類焼させ、勤番士屋敷六四軒が焼失した。
出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報
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