裏谷山町(読み)うらたにやままち

日本歴史地名大系 「裏谷山町」の解説

裏谷山町
うらたにやままち

[現在地名]出石町下谷しもたに

谷山町(表谷山町)の北、入佐いるさ山の南西麓に位置する武家町で、谷山裏町・裏殿うらどの町ともいった。文化七年(一八一〇)城下絵図などによると、谷山町の谷山川右岸沿いの道(京街道)の北側に並行する東西路(長さ二町一三間四尺)両側に屋敷が割られ、南北路として表谷山おもてたにやま町とをつなぐ長さ一六間半・幅七尺の横道、表谷山町東部で北に折れ、磯部いそべ(現石部神社)に至る長さ二四間・幅四間の参道、また表谷山町の東端、谷山川の支流楊枝谷ようじだに川に架かる橋の西詰で北に折れて一六間進み、さらに入佐山の東麓、楊枝谷川の右岸に沿って北東に延びる細道(長さ七六間余、楊枝谷道)も通っていた。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

プラチナキャリア

年齢を問わず、多様なキャリア形成で活躍する働き方。企業には専門人材の育成支援やリスキリング(学び直し)の機会提供、女性活躍推進や従業員と役員の接点拡大などが求められる。人材の確保につながり、従業員を...

プラチナキャリアの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android