製缶(読み)セイカン

精選版 日本国語大辞典 「製缶」の意味・読み・例文・類語

せい‐かん‥クヮン【製缶・製罐】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 缶をつくること。缶詰用の缶のほか、ボイラーやタンクの製造もいう。
    1. [初出の実例]「製缶カジヤへ行って大きな厚い鉄板を先手ハンマーでなぐり」(出典:女工哀史(1925)〈細井和喜蔵〉九)
  3. 橋梁鉄骨構造船体クレーンなどをつくるとき、鉄骨鋼板、型鋼などの加工作業。
    1. [初出の実例]「石川島造船場の分類を見るに 錬鉄、製鑵、仕上、旋盤、鋳物、銅工、木型 の七工場に」(出典:日本の下層社会(1899)〈横山源之助〉四)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

1 《「礼記」月令から》カワウソが自分のとった魚を並べること。人が物を供えて先祖を祭るのに似ているところからいう。獺祭魚。おそまつり。うそまつり。2 《晩唐の詩人李商隠が、文章を作るのに多数の書物を座...

獺祭の用語解説を読む