デジタル大辞泉の解説 ふく‐ごう〔‐ガウ〕【複号】 正負を表す記号を合わせたもの。「±」「∓」の2種類があり、前者はプラスマイナス、後者はマイナスプラスといい、等式などの略記に用いられる。→複号同順 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
日本大百科全書(ニッポニカ)の解説 複号ふくごう 正負を表す記号プラスとマイナスを並べて±またはとしたものを複号という。たとえば、±2は「+2と-2」の省略で、「x=a±b」は「x=a+b,x=a-b」の省略である。「x=a±bのときy=cd(複号同順)」は「x=a+bのときy=c-d,x=a-bのときy=c+d」を表す。未知数Xの測定値をx、xの確率誤差をε(イプシロン)とするとき、測定結果を、X=x±εと表すことがある。これは x-ε<X<x+εという不等式の省略記法である。[竹内芳男] 出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例