確率誤差(読み)カクリツゴサ

デジタル大辞泉 「確率誤差」の意味・読み・例文・類語

かくりつ‐ごさ【確率誤差】

ある測定値平均値との誤差が、一定数より大きくなる確率と小さくなる確率とが等しくなる値。

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精選版 日本国語大辞典 「確率誤差」の意味・読み・例文・類語

かくりつ‐ごさ【確率誤差】

  1. 〘 名詞 〙 誤差の絶対値が、ある値aより大きくなる確率と小さくなる確率とが等しくなるaの値。

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百科事典マイペディア 「確率誤差」の意味・わかりやすい解説

確率誤差【かくりつごさ】

probable errorの訳で,〈確からしい誤差〉ともいう。多数の測定値から最も確からしい値を推定したとき,前者後者の差(つまり誤差)の絶対値がrより小さい測定値と大きい測定値が同数であるとき,rを確率誤差という。誤差が正規分布に従うときはrは標準偏差の0.6745倍に等しいので,測定値から求めた標準誤差(誤差の2乗の平均値の平方根)の0.6745倍を確率誤差とする。これが小さいほど測定の精度が高く,測定から得た最も確からしい値のあとに±をつけて表示する。なお,確率誤差は現在では一般に使われておらず,標準偏差を用いる。
→関連項目確率誤差

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「確率誤差」の意味・わかりやすい解説

確率誤差
かくりつごさ

誤差論」のページをご覧ください。

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