褒賞金制度(読み)ほうしょうきんせいど

知恵蔵の解説

褒賞金制度

力士は入門した時から、評価が始まる。例えば、幕下以下で本場所の7日間を4勝3敗、関取で15日間を8勝7敗で終わった場合、勝ち越し1点で50銭という計算で累積されていく。これを持ち給金という。勝ち越しのことを給金直しといい、勝ち越しのかかった一番を給金相撲というのは、この制度に由来。幕内で優勝すると30円、全勝優勝なら50円加算され、平幕力士が横綱を破ると金星として10円が一気に加わる。十両以上を対象に、場所ごとにこの持ち給金の4000倍が「褒賞金」として支給される。このほか、幕内力士の大きな収入となるのが懸賞金。1本につき6万円だが、手数料5000円と納税準備用に2万5000円が相撲協会に天引き預金されるため、力士が手刀を切って受け取るのし袋の中身は1本当たり3万円。優勝賞金は幕内が1000万円、十両が200万円。

(根岸敦生 朝日新聞記者 / 2007年)

出典 (株)朝日新聞出版発行「知恵蔵」知恵蔵について 情報

関連語をあわせて調べる

今日のキーワード

刑事免責

刑事訴訟において,自己が刑事訴追を受けるおそれがあるとして証人が証言を拒否した場合に,証言義務を負わせることと引換えにその罪についての訴追の免除の特権 (免責特権) を裁判所が与えること。アメリカ合衆...

続きを読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android