西の追分(読み)にしのおいわけ

日本歴史地名大系 「西の追分」の解説

西の追分
にしのおいわけ

[現在地名]関町新所町

東海道関宿の西端から大和街道が分岐する地点。県指定史跡。伊賀上野へ約七里。大和街道は古代の東海道であったが、仁和二年(八八六)鈴鹿峠が開かれると脇道となった。「東海道宿村大概帳」に「伊賀・大和江之道筋、宿外れ道印有之、是より左り江入る加太越といふ」とあるように、近世には奈良の社寺参詣に多く利用された。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

関連語 柘植 石柱

今日のキーワード

南海トラフ臨時情報

東海沖から九州沖の海底に延びる溝状の地形(トラフ)沿いで、巨大地震発生の可能性が相対的に高まった場合に気象庁が発表する。2019年に運用が始まった。想定震源域でマグニチュード(M)6・8以上の地震が...

南海トラフ臨時情報の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android