西ヶ隘の清水(読み)にしがえきのしみず

日本歴史地名大系 「西ヶ隘の清水」の解説

西ヶ隘の清水
にしがえきのしみず

[現在地名]周東町大字川上 小畑

小畑こばたの西ヶ隘にある清水は、あいはら妙見宮(現剣神社)から賜った水で旱魃にもかれることがないと伝える。「玖珂郡志」はこの清水にまつわる伝承を詳しく記すが、それによれば元禄八年(一六九五)妙見宮造営の時、小畑刀禰作左衛門が熱心に事に当たったところ、村人源右衛門に化して妙見が出現し、西ヶ隘は水の少ない所であるが、水になって旱魃の憂いのないようにすると約束して消えた。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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