日本歴史地名大系 「西三原村」の解説 西三原村にしみはらむら 岡山県:後月郡芳井町西三原村[現在地名]芳井町西三原上鴫(かみしぎ)村の北にあり、西は備後国上野(うえの)村(現広島県神石郡油木町)。南東流する鴫川を挟んで北東は東三原村。標高五〇〇―六〇〇メートルの高原に集落が散在。寛永備中国絵図には山崎家治先知とあり、高二三六石余。以降の領主の変遷は簗瀬(やなせ)村と同じであったと思われる。正保郷帳では枝村に高松村・向室折村・宮脇村が載る。延宝五年(一六七七)の検地帳(後月郡誌)では古検反別三三町二反余とあり、田方一五町九反余・分米一三四石余、畑方二五町二反余・分米八五石余、屋敷六反余・分米六石余で、栗年貢銀二匁五分(一斗分)・山椒年貢銀一匁(三升分)を上納、ほかに茶一千八五七株・楮一千八三九株・漆二〇本があった。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by