西上遺跡(読み)にしうえいせき

日本歴史地名大系 「西上遺跡」の解説

西上遺跡
にしうえいせき

[現在地名]昭島市中神町一丁目

多摩川北岸の青柳段丘上、標高約九〇メートルに位置する縄文時代と平安時代の集落遺跡段丘崖にはかつて湧水があり、この水が利用されたものと思われる。発掘調査は昭和四三年(一九六八)以来八次にわたり実施された。縄文時代の集落は中期勝坂式期のほぼ単純集落で、勝坂式期を通じての土器が出土し、編年研究上の意義がある。竪穴住居跡一八軒・集石土坑一六基などが発見されているが、調査が部分的のため集落構造は明らかになっていない。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

関連語 土偶 遺物 深鉢

ユーラシア大陸、北アメリカ大陸北部に広く分布し、日本では北海道にエゾヒグマが生息する。成獣は体長2メートル以上、体重300キロにもなり、日本最大の陸生動物として知られる。雑食性で草や木の実、サケ、シ...

ヒグマの用語解説を読む