日本歴史地名大系 「西之沢村」の解説 西之沢村にしのさわむら 三重県:阿山郡伊賀町西之沢村[現在地名]伊賀町西之沢川西(かわにし)村の西に位置し、集落は村内北部を西流する柘植(つげ)川の南側にある。「宗国史」は川合(かわい)郷九村のなかに入れている。柘植川右岸の堤は大和街道で、また集落の南に「左壬婦のみち 右いせミち」と刻まれた寛政元年(一七八九)の道標があって、壬生野(みぶの)(壬婦野)と佐那具(さなぐ)(現上野市)を結ぶ旧道および伊勢方面へ通ずる道があったことを示す。貞享三年(一六八六)新検を改めている。この時記されたと思われる同年の西之沢村田方内検帳と西之沢村新田内検帳が川東(かわひがし)の春日神社に蔵されている。本高七六二・二二石、平高六四〇・〇五石。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by