西二又村
にしふたまたむら
[現在地名]輪島市西二又町
上大沢村の南、黒杉川と小町川が合流し男女滝川となる付近の山間に立地。中世は志津良庄大沢村の内。永徳元年(一三八一)七月一二日弥郡時具譲状(弥郡文書)に大沢村の内「ふたまたのみやう」とみえ、当地に比定されている。近世初めまで二俣といったが、郡内の同名村と区別し西二又と称した。男女滝(県指定名勝)は「能登名跡志」には七瀬の滝とみえ、言語に絶する名所とある。正保郷帳に二俣村とみえ、高一一六石余、田方二町九反・畑方四町八反余。
出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報
Sponserd by 