西十二丁目村(読み)にしじゆうにちようめむら

日本歴史地名大系 「西十二丁目村」の解説

西十二丁目村
にしじゆうにちようめむら

[現在地名]花巻市十二丁目じゆうにちようめ

南流する北上川を挟んで東十二丁目村の西に位置し、西方奥州街道が縦断する。南は和賀成田なりた(現北上市)。かつては東十二丁目村と併せて一村でしま村と称したといい、また同村に対して向十二丁目むかいじゆうにちようめ村ともよばれていた。慶長八年(一六〇三)と推定される北松斎信愛宛南部利直知行宛行状(宝翰類聚)に向十二丁目とみえ、同一五年の同人宛南部利直黒印状(盛岡北文書)には高三二六石余の向十二丁目村が載る。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

土砂災害

大雨や地震が誘因となって起こる土石流・地滑り・がけ崩れや、火山の噴火に伴って発生する溶岩流・火砕流・火山泥流などによって、人の生命や財産が脅かされる災害。...

土砂災害の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android