西塘御嶽(読み)にしとーおん

日本歴史地名大系 「西塘御嶽」の解説

西塘御嶽
にしとーおん

[現在地名]竹富町竹富

玻座真の東屋敷はざまのひがしやしき集落の中心部、竹富まちなみ館の向いにある。嶽域は石垣で囲まれ、ヤラブ(テリハボク)大木などが生えている。御嶽の正面には鳥居が立ち、方形の神庭の中央やや後方に一部コンクリート造の瓦葺の拝屋がある。拝屋の入口中央上部に「西塘御嶽」の扁額があり、鰐口(鈴)と綱が下げられ賽銭箱が設置されている。このような神社様式の拝屋は沖縄の御嶽のなかでも特異なもの。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

ドクターイエロー

《〈和〉doctor+yellow》新幹線の区間を走行しながら線路状態などを点検する車両。監視カメラやレーザー式センサーを備え、時速250キロ以上で走行することができる。名称は、車体が黄色(イエロー)...

ドクターイエローの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android