日本歴史地名大系 「西大野郷」の解説
西大野郷
にしおおのごう
古代の付属状(八坂神社文書)に祇園社家方所職所帯として「讃岐国西大野郷」がみえ、弟子感晴に譲与されており、同一二年三月八日の亀山上皇院宣(八坂神社記録)で晴
から上総大別当房への譲渡が安堵されている。徳治元年(一三〇六)祇園社宸筆仁王経料所として寄進された(一二月一八日「後宇多上皇院宣」八坂神社文書)。南北朝初頭、給主職は御師静晴であったが、南朝方にくみしたため闕所地となり、文和二年(一三五三)八月一五日、改めて後光厳天皇の祈祷料所として、祇園社執行顕詮に
出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報