西尾治郎平(読み)ニシオ ジロウヘイ

20世紀日本人名事典 「西尾治郎平」の解説

西尾 治郎平
ニシオ ジロウヘイ

昭和期の農民運動



生年
明治40(1907)年8月22日

没年
平成3(1991)年1月28日

出生地
岐阜県恵那郡三郷村佐々良木(現・恵那市)

経歴
早くから農民運動に参加し、昭和4年全農大阪府連合会本部書記となる。6年総本部書記となり、同年から8年まで高知県でオルグとして活動し、全農高知県連を結成。7年の小作争議で検挙され懲役6カ月に処せられた。13年布施市議となり、2選。18年召集されて中国で従軍戦後共産党入党。21年日農大阪府連常任委員、28〜37年日農中央委員。その後、電研端子製作所社長。明治以来の革命歌を調査して「日本の革命歌」(共著)を著した。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「西尾治郎平」の解説

西尾治郎平 にしお-じろうへい

1907-1991 昭和時代の農民運動家。
明治40年8月22日生まれ。昭和2年全国農民組合総本部にはいり,青年部常任執行委員をへて,6年総本部書記となる。翌年小作争議を指導して検挙される。戦後は共産党に入党。電研端子製作所社長をつとめた。平成3年1月28日死去。83歳。岐阜県出身。著作に「日本の革命歌」(共著)。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

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