西岩本村(読み)にしいわもとむら

日本歴史地名大系 「西岩本村」の解説

西岩本村
にしいわもとむら

[現在地名]櫛引町西片屋にしかたや

興屋こうや村の北、あか川の左岸に位置する。枝郷のたて(館とも記す)には館跡があったが、水害により消滅(山添村史)。元和八年(一六二二)の酒井氏知行目録に村名がみえ、高二二五石余、「館村・興屋共」と注記される。寛永元年庄内高辻帳でも興屋村を含み、高二二七石余。正保郷帳では田方一〇〇石余・畑方九石余。弍郡詳記では高一〇九石余、免五ツ六分。慶応二年(一八六六)の櫛引通高辻(鶴岡市郷土資料館蔵)では家数一四、うち水呑二。延宝四年(一六七六)の村々川役改帳(岩本成雄文庫)によれば、居繰網と堀場による川猟が行われ、二俵二斗の川役米を納めていた。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

プラチナキャリア

年齢を問わず、多様なキャリア形成で活躍する働き方。企業には専門人材の育成支援やリスキリング(学び直し)の機会提供、女性活躍推進や従業員と役員の接点拡大などが求められる。人材の確保につながり、従業員を...

プラチナキャリアの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android