西戸崎(読み)さいとざき

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「西戸崎」の意味・わかりやすい解説

西戸崎
さいとざき

福岡県北西部,福岡市東区,博多湾北部にある海ノ中道の先端近くの地区。明治中期までは無人砂浜であったが,1904年鉄道 (現 JR香椎線) が開通粕屋炭田の石炭積出港となって発展。以後石油基地,アメリカ軍基地が設置された。現在は基地の縮小炭鉱閉鎖により,住宅地化が進行志賀島 (しかのしま) の国民休暇村に近く,海水浴ゴルフ,釣りなどの設備がある。

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世界大百科事典(旧版)内の西戸崎の言及

【志賀島】より

…もと粕屋郡志賀町の西半を占めていたが,1971年福岡市に編入された。海ノ中道は東西約12km,幅は最大2km,最狭部0.5km,松原の多い砂丘をなし,東に雁ノ巣(がんのす)の砂嘴,西に西戸崎(さいとざき)があり,後者は国鉄香椎線の終点。中道の先端は満潮時に一部水没するので満切(道切)(みちきれ)とよぶが,1931年の架橋で完全に志賀島と陸路連絡された。…

※「西戸崎」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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