西方尼寺(読み)さいほうにじ

日本歴史地名大系 「西方尼寺」の解説

西方尼寺
さいほうにじ

[現在地名]上京区真盛

真盛山と号し、天台宗真盛派。本尊は腰掛阿弥陀如来。寺伝によれば真盛を開山とし、葛野かどの大北山おおきたやま(現京都市北区)建立西福さいふく寺と称した。永正年中(一五〇四―二一)に現在地に移り、寺号を西方寺に改めたという。一説には、文禄(一五九二―九六)の頃、北野三宮司の一つ徳勝院の尼真盛が同院の一部を寄進、寺を建立したのに始まるともいう(坊目誌)

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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