日本歴史地名大系 「西日野村」の解説 西日野村にしひのむら 三重県:四日市市南部地区西日野村[現在地名]四日市市西日野町・東日野(ひがしひの)二丁目・日永西(ひながにし)一―三丁目・笹川(ささがわ)・高花平(たかはなだいら)天白(てんぱく)川の北岸にあり、西は室山(むろやま)村、東は東日野村。天平一九年(七四七)の大安寺伽藍縁起并流記資財帳(奈良市正暦寺蔵)には大安寺の墾田として「日野百町 四至東堀溝 南大河 西細河 北閏田里之限」と出る。年欠卯月二九日度会定庭処分状写(櫟木文書)には「三重郡県御園内日野安国寺与り、毎年弐石、十合升定三方等分同前」とあって、「神鳳鈔」の県(あがた)御園があったとも考えられる。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by