西沢太一郎(読み)ニシザワ タイチロウ

20世紀日本人名事典 「西沢太一郎」の解説

西沢 太一郎
ニシザワ タイチロウ

大正・昭和期の移民事業家 信濃海外協会幹事。



生年
明治20(1887)年2月10日

没年
昭和25(1950)年4月6日

出生地
長野県更級郡塩崎村(現・長野市)

旧姓(旧名)
松林

学歴〔年〕
長野県師範学校〔明治42年〕卒

経歴
長野県更級郡や諏訪郡の小学校で教鞭を執る。のち海外発展運動に興味を持ち、大正14年教職を辞して信濃海外協会幹事に就任。以後、ブラジル・アリアンサに信濃村と呼ばれる移住地を建設したほか、満州への移民事業にも力を尽くした。さらに、昭和18年には熱帯に属する中国南部の海南島を米作地とするため現地に赴くが、終戦後に抑留され、23年に帰国した。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「西沢太一郎」の解説

西沢太一郎 にしざわ-たいちろう

1887-1950 大正-昭和時代前期の移民事業家。
明治20年2月10日生まれ。大正14年教職を辞し,信濃(しなの)海外協会幹事に就任。ブラジルのアリアンサ信濃村の建設や,満州(中国東北部)移民事業などを推進した。昭和25年4月6日死去。63歳。長野県出身。長野師範(現信州大)卒。旧姓は松林。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

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