西田信春(読み)ニシダ ノブハル

20世紀日本人名事典 「西田信春」の解説

西田 信春
ニシダ ノブハル

大正・昭和期の社会運動家



生年
明治36(1903)年1月12日

没年
昭和8(1933)年2月11日

出生地
北海道樺戸郡新十津川村橋本(現・新十津川町)

学歴〔年〕
東京帝国大学〔昭和2年〕卒

経歴
東大在学中新人会に所属し、昭和2年卒業後は全日本鉄道従業員組合本部書記となり、東京鉄道管理局内の各支部を指導。同年12月共産党に入り1年間の兵役後「無産者新聞」の編集などをする。4年の4.16事件で検挙され、6年に保釈出獄。7年九州の共産党再建の責任者となり、8年検挙され、福岡署で虐殺された。官憲がこの事を隠していたので、戦後調査されるまで、消息不明とされていた。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「西田信春」の解説

西田信春 にしだ-のぶはる

1903-1933 昭和時代前期の社会運動家。
明治36年1月12日生まれ。東京帝大在学中は新人会で活動。昭和2年卒業後,全日本鉄道従業員組合本部書記となり,東京の各支部を指導。同年共産党に入党し,翌年「無産者新聞」の編集部にはいる。九州各県の党再建の責任者として活動中に検挙され,昭和8年2月11日福岡署で虐殺された。31歳。北海道出身。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

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