西郷庄・西郷(読み)さいごうのしよう・さいごう

日本歴史地名大系 「西郷庄・西郷」の解説

西郷庄・西郷
さいごうのしよう・さいごう

中世の庄園名・地名。江戸時代の上西郷村・北西郷村・南西郷村および掛川城下付近に比定されるが、中世には西郷上村・下西郷の存在も知られる。天福二年(一二三四)六月二五日の官宣旨(九条家文書)に、和泉国日根(ひね)郡日根野(ひねの)・鶴原(つるはら)(現大阪府泉佐野市)の荒野と紀州高野山宝塔三昧(ほうとうさんまい)院領の「遠江国西郷庄」との交換が実現されなかったことが記される。その後の宝塔三昧院領としての経緯は不明だが、建武二年(一三三五)九月二七日には足利尊氏が加賀国守護職などとともに西郷庄を勲功の賞として富樫高家に与えている(「足利尊氏下文写」如意宝珠御修法日記紙背文書)。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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