西金井村(読み)にしかないむら

日本歴史地名大系 「西金井村」の解説

西金井村
にしかないむら

[現在地名]太田市北金井きたかない

大鷲おおわし村の北、八王子はちおうじ丘陵南麓に位置し、北は山田郡下広沢しもひろさわ(現桐生市)、東は同郡吉沢よしざわ村。郷帳類では西金井村と記されるが、近世史料では単に金井村とも記される。中世は新田につた成塚なりづか郷に属し金谷(屋)村とよばれた。宝治二年(一二四八)八月八日の岩松時兼譲状写(正木文書)に「かなやの村」とみえ、時兼は菅塩すがしお村などとともに娘とち御前に譲渡している。


西金井村
にしかないむら

[現在地名]桑名市西金井

現桑名市の南西部にあり、東金井村の西に位置する。北は町屋まちや川に臨み、南は丘陵地。織田信雄分限帳では「百五拾貫 横 西金井の郷 生駒久道」とある。文政一〇年(一八二七)の桑名領郷村案内帳には家数一九、人数一〇四とあり、鎮守牛頭ごず天王町屋川通に鉄砲場を記す。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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