西門町(読み)さいもんまち

日本歴史地名大系 「西門町」の解説

西門町
さいもんまち

[現在地名]博多区上呉服町かみごふくまち

店屋てんや町の通りに面する両側町で、中小路なかしようじ町の東に続く。東は石堂いしどう(御笠川)に架かる西門橋を経て那珂なか堅糟かたかす村に通じていた(福岡博多近隣古図)。永禄七年(一五六四)の御祓賦帳(神宮文庫蔵)には「西もんの助七郎殿」とみえる。元禄三年(一六九〇)の家数二四(続風土記)。明和三年(一七六六)には家数二四・間数五八間余(石城志)


西門町
にしもんまち

[現在地名]土浦市文京ぶんきよう

土浦城の西に位置する。一七世紀初期に藩主松平信吉によって土浦城の西の田中口たなかぐちに西門が設けられたが(土浦城記)、これに伴って生れた町。元文年間(一七三六―四一)の中城町分戸別図(国立史料館蔵)には木戸・番所・馬出しが、南門・北門と比べて小さめに描かれている。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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