見違える(読み)ミチガエル

デジタル大辞泉 「見違える」の意味・読み・例文・類語

み‐ちが・える〔‐ちがへる〕【見違える】

[動ア下一][文]みちが・ふ[ハ下二]
見て他のものと思う。みちがう。「―・えるほど立派になった」
見方をまちがえる。見まちがえる。みちがう。「地図を―・えて迷う」
[類語]見誤る見紛う見損なう見間違う見間違える

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精選版 日本国語大辞典 「見違える」の意味・読み・例文・類語

み‐ちが・える‥ちがへる【見違】

  1. 〘 他動詞 ア行下一(ハ下一) 〙
    [ 文語形 ]みちが・ふ 〘 他動詞 ハ行下二段活用 〙 ( 室町時代頃からヤ行にも活用した )
  2. みまちがえる。他のものと思ってまちがえて見る。
    1. [初出の実例]「如是見れば見ちがへたりしかと也」(出典:古活字本荘子抄(1620頃)七)
  3. みあやまる。見て誤った判断を下す。
    1. [初出の実例]「是は初会に其客の様躰を見ちがへ、睟立ての男と思ひ」(出典:浮世草子・傾城禁短気(1711)五)

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