見損なう(読み)ミソコナウ

デジタル大辞泉 「見損なう」の意味・読み・例文・類語

み‐そこな・う〔‐そこなふ〕【見損なう】

[動ワ五(ハ四)]
見あやまる。見まちがう。「隣り合った番号と―・う」
評価をあやまる。「君を―・っていたよ」「―・うな」
見る機会をのがす。見落とす。見損じる。「話題映画を―・う」
[類語](1見誤る見違える見紛う見間違う見間違える/(3見過ごす見逃す見落とす見失う見損ずる見忘れる油断気を抜く不覚不注意不用意すき目を離す目を逸らす

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精選版 日本国語大辞典 「見損なう」の意味・読み・例文・類語

み‐そこな・う‥そこなふ【見損】

  1. 〘 他動詞 ワ行五(ハ四) 〙 ( 「みぞこなう」とも )
  2. 見あやまる。見まちがう。見てまちがった判断をする。みそこねる。
    1. [初出の実例]「此らをわるく見たらば見そこなわうぞ」(出典:史記抄(1477)五)
    2. 「どんな名医にも見損ふことはある」(出典:金毘羅(1909)〈森鴎外〉)
  3. 評価をあやまる。みそこねる。
    1. [初出の実例]「見ぞこなふたる根性かな」(出典:浄瑠璃・用明天皇職人鑑(1705)二)
  4. 見る機会をのがす。見損じる。見はずす。みそこねる。
    1. [初出の実例]「君の様に計画ばかりして一向実行しない男と旅行すると、どこもかしこも見損(ミソコナ)って仕舞ふ」(出典虞美人草(1907)〈夏目漱石〉一)

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