覗かせる(読み)ノゾカセル

デジタル大辞泉 「覗かせる」の意味・読み・例文・類語

のぞか・せる【×覗かせる/×覘かせる】

[動サ下一][文]のぞか・す[サ下二]
物の一部分が外から見えるようにする。ちょっと現し出す。「袖口からシャツを―・せる」「月が顔を―・せる」
相撲で、相手の脇に浅く差す。「右を―・せる」

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「覗かせる」の意味・読み・例文・類語

のぞか‐・せる【覗】

  1. 〘 他動詞 サ行下一段活用 〙
  2. のぞかす(覗)
    1. [初出の実例]「白い横筋を入れた練塀から見越しの松を覗(ノゾ)かせた寺が三つも並んで居る」(出典:黒い眼と茶色の目(1914)〈徳富蘆花〉四)
  3. 相撲で、相手のわきを浅くさすことをいう。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

《料理されるためにまないたにのせられた魚の意から》相手のなすに任せるより方法のない運命のたとえ。まないたの鯉こい。[類語]俎板まないたの鯉こい・薬缶やかんで茹ゆでた蛸たこのよう・手も足も出ない...

俎上の魚の用語解説を読む