(読み)のぞ

精選版 日本国語大辞典 「覗」の意味・読み・例文・類語

のぞ【覗】

  1. 〘 名詞 〙 ( 「のぞき(覗)」の略 ) のぞいて見ること。覗き見
    1. [初出の実例]「いそがしい・片手に娵をちっと覗」(出典:雑俳・軽口頓作(1709))

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

普及版 字通 「覗」の読み・字形・画数・意味


12画

[字音]
[字訓] みる・うかがう

[字形] 形声
声符は司(し)。〔方言、十〕に、江北では見ることを覗というとみえる。司は祝の器である(さい)をひらいて、神意を伺いみることであり、その行為を覗という。伺と同義の字である。

[訓義]
1. みる、うかがう。
2. ぬすみみる、すきをうかがう。
3. 伺と通用する。

[古辞書の訓]
立〕覗 ウカガフ 〔字鏡集〕覗 サブラフ・ミル・ウカガフ

[熟語]
覗機・覗察

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

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